奈良県議会 2022-12-09 12月09日-05号
現在、多くの先進国で社会の自然離れが急速に進んでおり、山登りや木登り、昆虫採取など、自然体験をしたことがない子どもの割合が大幅に増加していることが課題となっています。 そんな中、森や川をはじめとする豊かな自然環境を活用した自然保育の取組が、近年、全国的な広がりを見せています。県内でも積極的に自然保育を実践する保育所や、自然保育を学び合う民間団体の取組等が認められるようになってまいりました。
現在、多くの先進国で社会の自然離れが急速に進んでおり、山登りや木登り、昆虫採取など、自然体験をしたことがない子どもの割合が大幅に増加していることが課題となっています。 そんな中、森や川をはじめとする豊かな自然環境を活用した自然保育の取組が、近年、全国的な広がりを見せています。県内でも積極的に自然保育を実践する保育所や、自然保育を学び合う民間団体の取組等が認められるようになってまいりました。
また、横浜市と千葉市の小学生を対象にした調査では、4割の児童が手帳を持っている、2割の児童が栄養ドリンクを飲んだことがあるなどと答えており、塾やけいこごと、部活などで多忙なことが自然離れの背景になっていることとされております。
それに比べて今の子どもたちは、自然離れが甚だしく、個室の中で物やゲームと対話しています。そのため社会性が希薄になり、自閉的になっています。 こんな今の子どもたちに身につけさせなければならないものは何か。私は、次の幾つかの点を指摘することができると思います。まず第一点は、自己の判断で行動し、結果に責任を持つ自律心を養わせること。第二点は、みずから工夫し新たなものをつくり出す創造力を培養すること。
青少年の理科離れが強く指摘されておりますが、特に中学校の段階で自然離れや体験不足が感じられるところであります。こうした傾向は、科学技術が急速に進歩し過ぎたために、いつの間にか生活や教育との距離が大きく離れてしまい、身近さがなくなってきたことにその原因があるのではないかと思うのであります。
このことは、今日の児童に見られる生活技能の欠落、また、自然離れなどの問題点の克服、あるいは低学年の児童の発達特性に即した学習指導の推進などのために、極めて有効な方途であると考えております。 また、この教科は、児童一人ひとりの学習活動を大事にする教科でありますで、今回の改訂方針の一つである個性教育の推進の上でも大きな役割を果たすものと考えております。